A view of health for all 〜「まち」「ひと」「もの」に健康観を

作業療法士が日々意識している日常。 「まち」「ひと」「もの」の健康観について。生きるため、糧持ちになりたい人のかかりつけの存在を目指す。

歳をとっても認知機能は改善する

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100歳くらいの方の認知機能の評価を行いました。

記憶(記銘力)の改善を認めました。

評価はHDSーRとMMSEです。



HDSーR(長谷川式認知症スケール)とは

見当識、記憶など9項目ある。
30点満点で20点以下は認知症の疑いが高まるとされる。
認知症であることが確定している場合は20点以上で軽度
11~19点の場合は中等度
10点以下で高度

MMSE(Mini Mental State Examination)とは

30点満点の11の質問から構成される。
見当識、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などがある。
24点以上で正常と判断
10点未満では高度
20点未満では中等度


※診断は医師が行います。
 


評価結果は以下の通り

MMSE
 初回:21点
  ↓
 6ヶ月後:22点  

  改善項目:記名力

HDSーR
 初回:20点
  ↓
 6ヶ月後:25点

  改善項目:記名力


BPSD(周辺症状)

 初回:幻聴、幻視
  ↓
 6ヶ月後:無し

 服薬

 初回:精神安定剤あり
  ↓
 6ヶ月後:精神安定剤無し



リハビリ介入について

 脳トレは実施していない
 生活歴を考慮した作業活動の提供
 内臓を意識したアプローチ
 頭蓋のアプローチ
 飲水指導



高齢で認知機能は比較的保たれていましたが周辺症状が見られたケースです。

高齢でも、認知症と診断されても

認知機能は改善します。



飲水の重要性は過去記事にあります😊
rehealth.hatenablog.com
rehealth.hatenablog.com

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