A view of health for all 〜「まち」「ひと」「もの」に健康観を

作業療法士が日々意識している日常。 「まち」「ひと」「もの」の健康観について。生きるため、糧持ちになりたい人のかかりつけの存在を目指す。

信じて行動したとき得れるもの

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農作業にセラピストとして介入していた時のことです。


他スタッフが側にいましたが農作業参加者の帽子が強風で飛ばされてしまいました。


それも屋上から。。。


参加者から目を離すわけにもいかず手の空いているスタッフに搜索のお願いをしました。


が!発見されずでした。


帽子を失くした参加者は認知症の方、帽子がないと落ち着きません。


スタッフが側にいながらも起こってしまったものはしょうがない。


作業後に捜索に出ましたがなぜかスタッフ諦めモード。。。


なかったら認知症の方、ずっと帽子がないない言うのに。。。


私は不思議なことに見つかると感じていました。


風向き、帽子が飛ばされた場所からある程度の場所がイメージ出来ました。


その場所を1時間くらい捜索したのですが見つかりません。


ここからようやく焦りました。


すでに始末書?の準備を始めました笑


それを見ていたセラピストメンバーが捜索協力に名乗り出てくれました。


私は始末書を書くため(笑)メンバーに捜索依頼をしました。


ほとんど捜索したのですが一箇所だけ自分で確認していない箇所があったのでそこを捜索するようお願いしました。


するとものの2分で発見。。。


始末書を即座に破りました。


この経験で感じたことは、見つけるという思いが多数に重なった結果だということです。


最後の最後までどうなるかわかりませんね。


もがいてみるものだし、仲間の有難さを痛感しました。


結果としてみんなで笑って終った経験でした。


帽子はものですが、今回の認知症の方にとっては帽子は自分を保つためのものなのだ、特別なんだと考えさせられました。





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